水痘(みずぼうそう)
水痘・帯状疱疹ウイルスの空気感染により生ずる疾患です。
水痘予防接種
2014年10月1日から定期接種になりました。
定期接種対象年齢は生後12か月から36か月とされております。
接種方法
定期接種としては3か月以上の間隔をあけて2回皮下接種します。
成人の場合
成人では重症となることが多いため、水痘に罹患していない医療関係者は感染の機会も多く接種が推奨されます。
妊娠中の水痘感染は胎児の先天異常の可能性があり、妊婦への接種はできません。
妊娠可能年齢の女性への接種は、接種前1か月間、接種後2か月間の避妊が必要です。
水痘ウイルスに感染機会があった場合、72時間以内に予防接種すると高い確率で発症を予防できます。
副反応
発熱、発疹、接種部位の発赤や腫れが見られることがあります。
問題となる重大な副反応は極めて稀です。
水痘(みずぼうそう)
水痘・帯状疱疹ウイルスの空気感染、飛沫感染、接触感染で生じます。
症状
2-8歳に多く見られます。
10-21日の潜伏期間ののち発熱、発疹(紅斑から始まり水疱形成)が見られます。
発疹は新旧が混在し、有髪部位にも見られるのが特徴です。
全ての水疱が痂皮化するまで登校禁止です。
合併症
水痘髄膜脳炎、急性小脳失調症、出血性発疹、肺炎、Reye症候群(水痘感染時のアスピリン使用)などがあります。
また将来の帯状疱疹の原因ともなります。